■掲示板に戻る■
全部
1-
101-
最新50
[PR]
ぜろちゃんねるプラス
[PR]
新都社小説技術部
93 :
以下、VIPにかわりまして新都社でお送りします。
:10/03/22 19:28:05 ID:bZL18EXw
言い回しや口調の変化だけじゃなぁ
全ての場面でそれを使うってのでは、やはり単調になりやすいと
結局はキャラを立たせることが、魅力ある会話を作り上げていくのではないかしらん
筒井康隆の「我が良きウルフ」って著書があるが、これは登場人物がカエルとかウサギとか全員人ではないのだけれど
会話中や台詞にはそれを示唆するような事はまったく出てこないの
特徴的な語尾や口調とか無く(一部除いて)て、むしろ言葉足らずなくらいで、でもそれが非常に自然に思える
しかしそれでいて、本人達の容姿がかけ離れていることが分かる
ではどうしているのかというと、登場人物の名前がもうジョニー・フロッグとかルー・ラビットとかいう、そのものの名前なの
で、それが登場する時にその動物由来のちょっとした仕草を数行書き加えてあるだけ
これはずるい
もうたったこれだけで、いちいちこの人はウサギだこれはロボットだ…と意識することなく、頭にすんなり入ってくる
名前に動物名が付加されていない人物達でさえ、何かの動物なんだ…という風に思えてくる
でも本当に凄いのは、そういった意識付け、方向性を決めてしまうのが、案内役ジョニー・フロッグの所有するタクシーと、そのタクシー内で交わされた数行の会話、文章だけであること
たったそれだけで、この世界はそういう世界なのであると決定づけてしまう著者の巧妙さ
さすが筒井!凄いよ筒井!!
みんなで筒井康隆を読もう!11
>>92
その新しいというのを是非ご静聴させていただきたいモノだね
48KB
続きを読む
掲示板に戻る
全部
前100
次100
最新50
名前:
E-mail
(省略可)
:
READ.CGI - 0ch+ BBS 0.7.4 20131106
ぜろちゃんねるプラス