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文藝新都作品レビュースレ★2
406 :
401
:12/05/17 03:29:10 ID:1H3dAzA/
「魔女の詩」
とりあえず4話まで読んだ。
いい所から挙げると、文章力自体は非常に高いと思う。
現代物と違ってファンタジーはまずその世界観を読者に説明しなければいけないので、よく序盤は作者の自己満足の設定垂れ流しになる事が多いが、ごく自然な流れで世界観の説明に成功してると思う。
文体も特に長過ぎず、短すぎず、表現のくどさもないので読みやすいと思う。
悪い点について言えば、やや展開がご都合主義過ぎるかなという点。
例えば例を挙げると、メディナは将軍職として非常に優秀であったという設定があるが、将軍職にあったほどの軍事関係者が、先ほどまで自分を暗殺に来た人間と同行するとは思えない。
特に、追われている立場の人間であれば、後顧の憂いを断つ為に始末するのが普通じゃないだろうか。
行動を共にする明確な理由が欲しかったと感じた。
あと、まだ序盤なので致し方ないのかもしれないが、何処かで見たような展開が多いという印象を受けた。
4話までの展開に関して言えば、設定の緻密さは感じるものの、ファンタジー小説のテンプレートの域は脱していない。
ただ、夜盗30余人に対してアモンが手に余りかねると判断した描写は好評価。
よくメタファンタジーですと、メディナとアモンが二人で攻め込んで全滅させに行くところだが、力技だけで解決せず、どうにもならない部分に対してはどうにもならないので他の対策をとるという部分に、作者がリアリティを大切にしていると感じた。
自己満足だけのファンタジーにはなってないと思うので、続きに期待している。
あんまり激辛口にはならなかったが、こんなもんでいいだろうか。
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