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文藝新都作品レビュースレ★2
356 :
以下、VIPにかわりまして新都社でお送りします。
:11/08/20 00:10:38 ID:vZ2B6q6z
ちょっと忙しくなっているので一度のレスでレビュー一つくらいの頻度になるかもしれません。
フルーツ・イン・ザ・ルーム/池戸葉若
その結び目がほどけないように
池戸先生の魅力は、会話にあると思っている。キャッチボールが上手いのだ。そしてそのキャラの立ち位置を作者自身がしっかりと理解しているからこそなのだろう。
そして次に、前述の通り、それぞれのキャラの立たせ方が非常に丁寧である。
どれだけだらしなく書かれていても、主人公から目を離したくなくなるのは、どこか彼にかけてみたい、そんな感覚を覚えさせるようなキャラの立たせ方ができているからなのだと思う。私個人の意見なので、他の読者さんはどう考えているのかは分かりませんが……。
終着点も作者自身がしっかりと見据えて書かれているようなので、最終話まで楽しみたいです。
稲沢アイラブユー/ピヨヒコ
ほろりと、砕けて、沈んでいく。
この人の描く性は痛いところをついてくる。そっとスポイトで水を垂らしたみたいな、少し滲んだ世界観は読者を虜にするには十分な武器だ。私自身も見事にやられた人間です。
短編連作で、それぞれ登場人物も違えば、物語も舞台も違う。けれどもどのキャラも何かを必ず求めて、でもそれを必死に抑えて、そしてそっぽを向くことでどうにかやりすごしているような、そんな子が多い。
うまく言えないけれども、方向性やイメージを固めているからこそ、この文章力が活きているのかなと思う。独特な表現を絡めている文章とピヨヒコ先生がどんぴしゃだ。
ネジレとヒズミも非常に面白かった。けれども私としてはこちらの作品を強く推したい。
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