漫画のアイデアだけ書き残していくスレ

174 ：以下、VIPにかわりまして新都社でお送りします。：10/07/18 03:09:22 ID:ilEJfev0

魔法少女や使い魔達が実在し、それが一般に広く認知された世界。
（但し対立する怪物などはおらず、犯罪者逮捕や災害救助協力、
もっと身近にはイジメ問題の解決や地域清掃などを行う）
かつて日本全国各地では無数の魔法少女が活動していたが、
数が増えるにしたがってその力の悪用する者や危険視する者達が現れ、
魔法少女が犯罪者を取り押さえる最中に射殺された事件を皮切りに、
様々な観点から世論に後押しされる形で「魔法少女禁止法」が成立。
使い魔は政府に乱獲され、多くの魔法少女も引退に追い込まれるようになった。

舞台はそれから四年後。
主人公のサクラは受験や恋愛、将来の夢等に心悩ます高校二年生。
彼女は中学生時代に使い魔と契約し魔法少女となったが、
間もなくして魔法少女禁止法が施行された為に、
魔法少女として一度も活動する事がなく、それ故に政府の眼を潜りぬけて、
今なお魔法少女としての力を保持し続ける一人だった。
世の中に蔓延する閉そく感や具体的に描けぬ将来へのビジョンと不安。
彼女はその鬱憤を晴らすかのように、夜な夜な出歩いては人知らぬ廃墟で、
違法と知りつつも魔法少女としての力を発揮して遊んでいる。
だが、ある日、援助交際か何かと勘違いした両親に、
その行為を咎められ、癇癪を起したように反発して家出をしてしまう。
行き先も決めず歩きながら、同級生に妊娠や結婚をする者がいることを考え、
サクラは「いつまでが少女でいられるのか」と自身に問うが無論答えは出ない。
そんな中、辿りついた夜の隣街で、非合法に魔法少女としての活動を続けている、
同じく高校二年生で可憐な容姿を持つ少女カエデと出会うことになる。
より大人びていて暴力的で、何より魔法少女として洗練されているカエデに、
幼いころに描いた魔法少女への憧憬を重ね合わせ、魅かれるようになるサクラ。
サクラはカエデに言われるがまま、それがいけない事だと知りながらも、
彼女がゲームと呼ぶ夜の街での用心棒や運び屋、揉め事の処理といったアルバイトに、
言われるがままその力を活かして参加するようになる。

みたいな話。ちょっぽり百合要素もある生々しい魔法少女ものを思いついた。